スーパー堤防とは

カテゴリ: 風水害

読み: すーぱーていぼう

 スーパー堤防とは、河川の街側を盛土して、洪水で水が堤防を越えたり破堤しても、あふれた水を斜面に緩やかに流すことで、堤防や市街地への被害を最小限に抑える「高規格堤防」の通称である。
 従来の一般的な堤防は、洪水のほか、地震や地盤の液状化、地すべりなどで破堤した場合、洪水の勢いが一挙に増して被害を拡大させるが、スーパー堤防では、整備時に必要に応じて地盤改良を行い、堤防の勾配を緩やかにするため、地震による液状化や地すべりにも強いという特徴がある。

 スーパー堤防(高規格堤防)の街側の盛土の幅は、高さの約30倍(堤防高10m=幅300m)と非常に幅の広い堤防であり、大規模な盛土と整地が必要になる。このため、スーパー堤防の整備には対象区域の住人や企業の一時移転を伴うことになり、自治体等が行う市街再開発事業と一体化して行われる。

 スーパー堤防は200年に一度の大洪水に対応できるとされるいっぽう、その整備事業費、所要期間は膨大・長期となることから、減災効果とコストの評価について賛否両論がある。

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