ホワイトアウト現象とは

カテゴリ: 雪害

読み: ほわいとあうとげんしょう

 ホワイトアウト現象とは、とくに雪によって視界が白一色となり、方向・地形の起伏などが識別不能となる現象を言う。「白い闇」に例えられることもある。

 ホワイトアウト現象は冬山だけではなく平地でも起こる。吹雪(ふぶき)による視程障害や吹きだまりが誘因となり、平地での道路で車の事故や渋停滞、立ち往生、通行止めが起こり、災害をもたらす引き金となる。
 2013年3月1~3日の北海道での暴風雪で、吹き溜まりやホワイトアウト現象が発生し、雪の中での遭難で9人の死者が出たことは記憶に新しい。

 道路上での視程障害や吹きだまりを防止する対策としては、盛土や切土の法面勾配や法面長、盛土高さを変えて道路本線上に吹きだまりが形成しにくくする道路構造の改変や、道路上の吹きだまり防止と視程障害の緩和を図ることを目的とした道路防雪林、また、鋼板等で作られた防雪板で柵前後(風上、風下)の風速や風の流れを制御し、飛雪を吹きだめたり吹き払うことで、道路の吹きだまり防止や視程障害の緩和を図ることを目的とした防雪柵の設置などがある。

 自然現象としての暴風雪のメカニズムの解明、予警報技術の高度化、ホワイトアウト現象が災害につながる誘因の研究、それへの対処法の策定と啓発、暴風雪予警報の住民への伝達などが、新たな課題として浮上している。

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