土砂災害 前兆現象とは

カテゴリ: 土砂災害

読み: どしゃさいがい ぜんちょうげんしょう

 土砂災害 前兆現象とは、土砂災害(がけ崩れ、地すべり、土石流)の発生に先立って現れるなんらかの異常な現象を言う。
 土砂災害は一瞬にして生命を奪い、家屋などに大きな被害をもたらし得る災害であり、こうした前兆現象に気づいたら、その発生を想定して、自らの身の安全を守り、また周囲の人にも知らせて、いち早く安全な場所へ避難することが重要である。

 がけ崩れ、地すべり、土石流のそれぞれに災害の特徴があり、前兆現象にも特徴、あるいは共通する現象が考えられる――
▼がけ崩れ(斜面の地表に近い部分が雨水の浸透や地震などでゆるみ、突然、崩れ落ちる現象。一瞬のうちに崩れ落ちるため、逃げ遅れも発生し、人命を奪うことが多い)
・主な前兆現象:がけにひび割れ、小石がパラパラと落ちてくる、がけから水が湧き出る、湧き水が止まる・にごる、地鳴りがする
▼地すべり(斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力でゆっくりと斜面下方に移動する現象で、土塊の移動量が大きいので大きな被害を伴う)
・主な前兆現象:地面のひび割れ・陥没、がけや斜面から水が噴き出す、井戸や沢の水がにごる、地鳴り・山鳴り、樹木が傾く、亀裂や段差が発生
▼土石流(山腹や川底の石、土砂が大雨などを原因として一気に下流へと押し流される現象で、時速20~40kmの速度で一気に人家や畑などを壊滅させる)
・主な前兆現象:山鳴り、川の水の急なにごり、流木が混ざり始める、腐った土の匂い、降雨が続くのに川の水位が下がる、立木が裂ける音や石がぶつかり合う音

関連用語

がけ崩れ がけ崩れとは、地中にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、雨や地震などの影響によって急激に斜面が崩れ落
斜面崩壊 斜面崩壊とは、急勾配の斜面が崩れる現象で、土砂災害のひとつ。一般的にはがけ崩れを言う。地すべりとは
深層崩壊 深層崩壊とは、山崩れ・がけ崩れなどの斜面崩壊のうち、すべり面が表層崩壊よりも深部で発生し、表土層だ
地すべり 地すべりとは、斜面の土地の一部あるいは全部が、降雨や融雪による地下水の上昇の影響などで斜面下方にす
土砂災害特別警戒区域 土砂災害特別警戒区域とは、土砂災害防止法(正式名称は「土砂災害警戒区域等における土砂災
土石流 土石流とは、山腹の崩壊で生じた土砂と水(雨水や地下水)が一体となって流下する自然現象を言い、土砂災害

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