地球温暖化とは

カテゴリ: 環境

読み: ちきゅうおんだんか

 地球温暖化とは、地球全体の気温が上昇する現象を言う。人間の経済活動などに伴い、大気中のCO2など、熱を吸収する温室効果ガスが増加することに加えて、森林破壊などによりCO2の吸収力が減少することなどが原因とされている。

 現在の地球は過去1400年でもっともも暖かくなっている。地球規模で気温や海水温が上昇し氷河や氷床が縮小する現象が見られるいっぽう、異常高温(熱波)や大雨・干ばつの増加などのさまざまな気候の変化が見られ、自然生態系においては生物活動の変化、人間社会においては水資源や農作物への影響、気象災害の極端化などの影響がすでに現れている。

 日本の場合、平均気温は1898年(明治31年)以降、100年あたりおよそ1.1℃の割合で上昇。とくに1990年代以降、高温となる年が頻繁に現れている。日本の気温上昇が世界の平均に比べて大きいのは、日本が、地球温暖化による気温の上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているためと考えられている。
 気温の上昇にともなって、熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上の夜)や猛暑日(1日の最高気温が35℃以上の日)は増え、冬日(1日の最低気温が0℃未満の日)は少なくなっている。また、1日に降る雨の量が100mm以上という大雨の日数は、長期的に増える傾向にあり、地球温暖化が影響している可能性がある。

 「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の第5次評価報告書(2013年9月)にまとめられた世界中の研究機関の気温の予測結果は、非常に高い温室効果ガス排出量が続いた場合、海面水位は21世紀末に約45~82cm上昇、また、今世紀中頃までに北極海の氷が夏季には完全に融けてしまう可能性が高いとしている。さらに、極端な高温や大雨の頻度が増加する可能性が高いと予測されている。

 このように地球の気温がさらに上昇すれば、遠くない将来、水、生態系、食糧、沿岸域、健康、災害などで、地球規模でより深刻な影響が生じると考えられることから、「地球温暖化問題」として世界各国との協力体制の構築が急がれている。

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