地盤とは

カテゴリ: 地震

読み: じばん

 地盤とは、建物などの基礎を支える地面のことを言う。地震防災の観点からは、地盤はその性質により、地震の揺れを軽減、あるいは増幅させる要因となる。

 地震では、軟弱な地盤では堅固な地盤よりも揺れの度合いが大きくなり、被害も大きくなる。軟弱な地盤は、沿岸部に限らず、内陸部でも河川による堆積作用によって形成される沖積平野に広く分布しており、かつては河川や沼地であったなど、軟弱な地盤であることが多い。
 こうした軟弱地盤は、地震の揺れで液状化現象が起きる可能性がある。また、長周期地震動を伴う地震では、超高層ビルや長大架橋などを大きく揺るがす要因ともなる。

 国は、地震防災対策の検討のため、各種想定地震について震度分布の推計等を行っているが、そうした調査結果を整理して、地盤(表層地盤)と揺れの関係を「表層地盤の揺れやすさ」と表現し、「地盤のゆれやすさ全国マップ」を2005年に作成した。
 各地方自治体はこの推計技術を活用して地震防災マップづくりを進めており、住民の家具固定、住宅の耐震診断や耐震補強などの対策資料として供している。

 また、地震調査研究推進本部が毎年更新する、海溝型や活断層型の地震の発生確率や地盤の強度などをもとに危険度を予測した地図「全国地震動予測地図」も、地盤の揺れやすさを表現したものと言える。
 東日本大震災以降、地震調査研究推進本部は同データの見直し等を進めているが、最新のデータを反映しつつ一般向けにわかりやすく整理した地図が、防災科学技術研究所のウェブサイト「地震ハザードステーション」に公開されている。

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