斜面崩壊とは

カテゴリ: 土砂災害

読み: しゃめんほうかい

 斜面崩壊とは、急勾配の斜面が崩れる現象で、土砂災害のひとつ。一般的にはがけ崩れを言う。地すべりとは異なり、規模が小さいケースが多いが、急勾配な箇所で発生し、斜面が崩れる速度は速い。地すべりは逆に規模は大きいが、崩壊する斜面の勾配や速度はゆるやか。集中豪雨などによって斜面が不安定になり崩壊に至る。

 日本列島は約7割が山地で、地質がもろいうえ、多くの断層や構造線が走る。また、地震、活火山が多く、雨が多いという自然環境のなかで、急斜面に面する土地に多くの人口を擁している。こうした背景とともに、わが国は斜面崩壊(がけ崩れ)、地すべりをはじめ、土砂災害の危険箇所・区域が膨大な数にのぼっている。

 斜面崩壊(がけ崩れ)の前兆現象としては、斜面の割れ目、斜面から水が湧き出る、湧き出た水がにごる、斜面から小石がパラパラ落ちてくる、斜面に生えた樹木の根が切れる音がするなどがあるとされるが、前兆現象なしに発生するケースが多いことに留意しなければならない。

 なお、深層崩壊とは、山崩れ・がけ崩れなどの斜面崩壊のうち、すべり面が表層崩壊(厚さ0.5~2.0m程度の表層土が基盤層の境界に沿って滑落する比較的規模の小さな崩壊)よりも深部で発生し、表土層だけでなく深層の地盤までもが崩壊土塊となる比較的規模の大きな崩壊現象を言う。

関連用語

がけ崩れ がけ崩れとは、地中にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、雨や地震などの影響によって急激に斜面が崩れ落
深層崩壊 深層崩壊とは、山崩れ・がけ崩れなどの斜面崩壊のうち、すべり面が表層崩壊よりも深部で発生し、表土層だ
地すべり 地すべりとは、斜面の土地の一部あるいは全部が、降雨や融雪による地下水の上昇の影響などで斜面下方にす
土砂災害 前兆現象 土砂災害前兆現象とは、土砂災害(がけ崩れ、地すべり、土石流)の発生に先立って現れるなんら
土砂災害特別警戒区域 土砂災害特別警戒区域とは、土砂災害防止法(正式名称は「土砂災害警戒区域等における土砂災
土石流 土石流とは、山腹の崩壊で生じた土砂と水(雨水や地下水)が一体となって流下する自然現象を言い、土砂災害

メニュー