消防団とは

カテゴリ: 地域防災

読み: しょうぼうだん

 消防団とは、消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関。「あなたのまちの消防団」をキャッチフレーズに、地域における消防防災のリーダーとして、地域に密着して住民の安心と安全を守る重要な役割を担う。

 消防団員は、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を活かした消火活動・救助活動を行い、平時は地域で災害予防・防災啓発活動に従事する非常勤特別職の地方公務員である。
 団員は主に仕事を持つ一般市民で構成されており、地方公務員とはいえ報酬は実際に活動したときにのみ支払われる日当制であり、その活動はボランティア精神で成り立っている。
 組織としては基本的には非常備の消防機関だが、山間地や離島の一部など、常備の消防機関である消防本部や消防署がない地域では常備消防を担う。

 消防団は現在、団員数の減少と平均年齢の上昇が大きな課題。戦後約200万人いた消防団員は年々減少、1990年に100万人を、2007年に90万人を割り、2011年4月1日現在団員数は約88万人(常備消防機関の消防職員数は全国で約16万人)。また、団員の平均年齢は毎年上昇していて、2003年に37.3歳だった平均年齢が8年後の2011年は39.1歳となっている。

 団員減少と高齢化への対策の先進事例としては、愛媛県松山市消防団による郵便局員が消防団員を兼任する郵政消防団員や大学生消防団員の制度がある。これが、能力や事情に応じて特定の活動にのみ参加する機能別消防団員制度の導入につながり、総務省消防庁ではさらに、団員の増加と若者・女性の入団促進対策に力を入れている。
 こうした努力もあって近年、男性の消防団員数が減少するなかで、女性消防団員の数は年々増えており、とくに災害時に援護が必要となる世帯への日常的な見回りや、見守りネットワークの構築など、優れた活動を行っている。

メニュー