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20メートルもの大津波に耐えられるビル

20メートルもの大津波に耐えられるビル

 普段は学校や公共施設、民間のマンションとして使われるが、津波が発生した時に避難する施設として、自治体が一定の基準をクリアした建築物を“津波避難ビル”と呼んで、避難場所に指定している。そんな中、清水建設は“20メートルの大津波”にも耐えられる津波避難ビル「アーチ・シェルター」の設計手法を確立した。

  「アーチ・シェルター」は、震度7級の地震に耐える免震構造のビルを楕円形の外壁で囲んで二重構造にし、波の力を受け流し本体のビルを守るというもの。楕円形の外壁と建物を独立させることで居室に水に浸水しない構造になっており、外壁周囲にはバルコニーを張り出して車や船などの漂流物から壁そのものを守ることができる。低層部は柱だけの空間にして、津波の大きな力を素通りさせ、流水圧を軽減させる仕組みだ。清水建設は、津波対策が必要な地方自治体や沿岸部で事業を行う企業などに、「アーチ・シェルター」を提案していくという。

  東日本大震災で一番多くの命を奪ったもの、それは地震ではなく、地震が引き起こした“津波”である。高台に避難できればいいが、平野や沿岸部で生活している人々は高い建築物に避難するほかない。いざという時、「アーチ・シェルター」は心強い存在になってくれるだろう。

 

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