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次の“釜石の奇跡”のために。絵本で始める防災教育

防災絵本「よりたかく、よりはやく」

 迅速な避難により、小中学生の生存率が99%を記録した岩手県釜石市。その高い生存率は小中学校から頻繁に行われてるいる防災教育や避難訓練の成果といわれ、“釜石の奇跡”と高い評価を受けている。
 そうしたこともあって、最近では幼児期からの防災教育に、より注力する学校も増えてきた。南海トラフ地震などで、大きな津波被害が予測される徳島県では、子供の防災意識を高める絵本「よりたかく、よりはやく」を制作しているという。

  「よりたかく、よりはやく」の著者は、同県海部郡美波町に住む絵本作家の梅田俊作氏。「子供たちの防災意識を高めよう」という県南部総合県民局の依頼により制作されたそうで、「ヘルメットがないときは座布団やカバンで頭を守る」「避難路に危険な箇所がないか確認をする」「津波警報が解除される前に家に戻らない」など、避難時の注意点がクレヨンなどで暖かく描かれており、文字が読めない幼い子供でも楽しみながら防災を学ぶことができる。

 絵本は幼稚園や保育所、小学校など計300部が配布され、朗読会なども行われている。そして、2013年3月を目安に徳島文理大がデジタルコンテンツ化する予定となっており、より広い浸透を目指している。

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