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3人の写真家が見つめた被災地の2年間 新宿で22日まで

「舫 ファインダー越しの3.11」安田菜津紀・佐藤慧・渋谷敦志

 3人のフォトジャーナリストが東日本大震災の被災地の2年に向き合った写真展「舫(もやい) ファインダー越しの3・11」が東京都新宿区のギャラリーで開かれている。震災直後に陸前高田で落ち合った3人が、その後それぞれに縁が生まれた人々を撮り続けている。

 

 家族を亡くしたひとりの女子高校生の写真を展示した佐藤慧(けい)さんは、自身も同市出身。佐藤さんも大津波で母親を亡くした震災の遺族だ。佐藤さんがカメラを向けることを拒んでいた女子高生が、時間の経過とともに心の内を見せるようになっていく姿を捉えた。「いつか彼女が結婚する時にプレゼントできる写真になればと思い撮り始めた」写真だという。

 

 安田菜津紀さんが展示したのは、陸前高田市の漁師と家族の姿。牡蠣小屋や穫れたタコを手にして笑顔がほころぶ様子や、取り戻した日常を追った。安田さんは佐藤さんの妻でもあり、2人で同市に通い続けている。

 

 渋谷敦さんは、福島県南相馬市の萱浜(かいはま)で出会った消防団員を追った作品を展示した。

 

 「3人とも葛藤しながら震災と向き合っている。これからも多くの人に伝えていきたい」と佐藤さんは話した。

 

 写真展は4月22日まで。会場はコニカミノルタプラザ(東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F)。

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