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スマホかざせば地域の思い出 陸前高田などで情報杭設置

高田小学校での表示例

 岩手県と宮城県で、スマートフォンなどの携帯端末を情報杭にかざすと東日本大震災の影響を受けた地域の歴史や文化、思い出などが画面に表示される「みんなのしるし」というプロジェクトが進められている。

 使われている技術は、電子マネーなどに使われている近距離無線通信技術(NFC)とQRコード。読み取り対応の端末やアプリがあれば、利用が可能だ。

 情報杭の大きさは地面から70センチで、大船渡市内の約20カ所と気仙沼市内の10カ所、陸前高田市内の2カ所にすでに建てられた。ほとんどの地点は被災した場所だが、集団移転先候補となった高台の地区が、変わりゆく景色を残そうと設置した気仙沼の例もある。

 陸前高田市の高田小学校では、情報杭にスマホをかざすと、震災前に撮影撮影された街や海の写真、学校の歴史、行事の様子などを伝える資料などが閲覧できる。

 杭のメーカーと共にプロジェクトを進める大船渡市のみんなのしるしLLC(合同会社)の代表前川十之朗さんは、「まずは地元の子どもたちが遊びながら使えるシステムにした。震災前の様子を知ることによって、被災の事実を伝えられれば」と話す。

 陸前高田市の津波に絶えた「奇跡の一本松」の場所にも、6月末の復元のセレモニーに合わせて情報杭を設置する予定。

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