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高層ビルの長周期地震動リスクを10分で判定 竹中工務店

 竹中工務店は1日、高層ビルなどの長大構造物が大きく揺れる長周期地震動に対して、建物の地震対策の必要性を約10分で測ることのできるシステム「TRAIN-L」を発表した。

 

 長周期地震動とは高層ビルや石油タンク、長大橋などの構造物が大きく揺れる周期の長い地震のこと。2003年の十勝沖地震や東日本大震災を踏まえて対策強化の必要性が認識されており、国土交通省でも法整備を検討しているという。もし、法制化が実現すれば、超高層ビルの所有者などは、状況に応じて対策を施さなければならない。

 

 今回、竹中工務店が開発した「TRAIN-L」というシステムは、長周期地震動に対して高層ビルの地震対策が必要かどうか、その必要性を10分程度で判定するというもの。もし、必要の判定が出た場合にはさらに詳細を診断し、制震ダンパーの導入など同社が持つ地震対策を提案。他社が建てた建物にも対応するとしている。

 

 長周期地震動については、気象庁のHPでも今年3月28日から観測情報を提供しており、4月13日の淡路島地震では初めて「室内で大きな揺れを感じる」という「階級2」が観測されたばかり。首都直下地震や南海トラフ地震など、今後の大地震に備え、日増しに警戒度は増している。

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