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「昆虫を食べよう」食糧危機に備えて国連食糧農業機関が提唱

日本の伝統料理・イナゴの佃煮/写真 Dick Thomas Johnson

 国連食糧農業機関(FAO)は13日、「昆虫を食べる」ことが食糧飢餓に対する有効な一手段であるという調査報告書を発表。家畜の飼料用などにも適しているとして、各国の政策に組み込まれることを提案している。

 

 報告書はローマで開かれた「森林に関する国際会議」で発表された。会議では、森林資源の有用性が説かれ、その中で「昆虫の食用」についても言及。良質なタンパク質が含まれており、今も世界中で1900種以上が消費されているという。

 

 最も多いのは甲虫(31%)で、以下、芋虫(18%)、ハチ類(14%)、バッタ類(13%)と続く。その多くはタンパク質だけでなく、脂肪分やカルシウム、鉄分、鉛分も豊富で、たとえばバッタの鉄分含有量は牛の1.2~3倍以上になる。

 

 FAO林業局によると「人々が昆虫を食べるべきだ、と言っている訳ではない」とのこと。栄養価が高く、飼育も容易な昆虫は、たとえば家畜の飼料などにも最適だそうだが、現在、多くの先進国では法制度上の制限が課されており、産業として成長の困難な分野であるという。

 

 昆虫食については日本でも、昔からイナゴや蜂の子(スズメバチの幼虫)を食する地域があり、貴重なタンパク源として知られている。都内でもメニューに並べている店はあり、たとえば最近テレビで紹介された江東区の店では、サソリや芋虫、アリなどが食べられるという。

 

 今後、日本でも食糧危機と直面したら? 我が国において昆虫食は、欧米諸国よりは受け入れやすい環境は整っているかもしれない。

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