防災と災害情報のニュースメディア
  • 環境

アメリカ 加速度的に地下水枯渇 海面上昇にも影響

琵琶湖の40倍近い面積を持つ米国五大湖の一つエリー湖。米国ではこの100年余りでエリー湖2杯分以上の地下水が枯渇している(撮影: Jeff Kubina)

 米国地質調査所(USGS)は20日、この100年間余りで米国の地下水枯渇が進んでおり、海に流出した地下水の量は世界的な海面上昇の2%超にあたるとの調査結果を発表した。

 

 この調査は、1900年から2008年までの米国内の40の帯水層について調べたもの。

 

 同報告によると、1900年から2008年までの100年余りで、琵琶湖の40倍近い面積を持つ米五大湖のひとつエリー湖の2倍以上の地下水が米国内で減少しており、その期間に起きた世界的な海面上昇の2%超の原因について「米国からの地下水流出」と説明できる、としている。

 

 地下水枯渇の原因は、農業用水や上水道等による消費量が、雨や雪によって地下水の貯まるスピードを上回っているため。


 1950年以降、地下水の枯渇スピードは加速度的に上昇しており、2000年から2008年の減少量は年平均約25立方キロメートル。

 

 特に世界最大級の帯水層である米国中部のオガララ帯水層(日本の国土の約1.2倍)での枯渇が激しく、全体の減少量の約32%を占めている。

 

 農業の大規模化が進む中で、アメリカ、インド、中国など乾燥地帯での地下水枯渇は世界的に深刻な問題となっており、水資源の豊富な日本でも2011年には長野県安曇野市で地下水の減少が報告されている。

 

 あなたにオススメの記事

メニュー