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患者数6725人 風疹ついに全都道府県へ拡大

風疹ウイルスの電子顕微鏡写真 (提供元: 国立感染症研究所)

 全国規模で流行する風疹が、唯一患者のいなかった高知県でも発症し、5月12日までに47都道府県の総患者数は6725人に達したと、国立感染症研究所が21日に発表した。

 

 国立感染症研究所によると、今年に入って急増している風疹の患者数は、前年同期の168人に比べて約40倍のペースであり、5月5日まではゼロだった高知県でもついに1人が発症。全都道府県のすべてで患者が確認されることになった。

 

 5月6~12日の1週間で最も患者が多かったのは大阪府の186人。同府では、予防接種が半額になるなどの措置を講じた「風しん流行緊急事態宣言」を13日に出したばかりで、その効果が期待されるのは次回以降の調査から。他の地域の感染者は東京113人、神奈川75人、兵庫41人と続く。

 

 風疹は、ウィルス保有者の飛沫(唾液のしぶき)によって他者へ感染するため、人口密度の高い都市型の感染症であるが、今年は地方へも拡大している。万が一妊婦が感染すると、生まれてくる乳児に障害をきたす恐れのある「先天性風疹症候群」の懸念があり、その数は今年に入って現在5人を確認。同じく、風疹が大流行した2004年度を上回るペースで増えており、今後は一層の警戒を要する。

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