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「棚上げ合意」野中発言は中国の世論操作

 1972年の日中国交正常化交渉後に日中首脳の間で「尖閣諸島問題を棚上げする」との合意があったとする野中広務元官房長官の発言について、菅義偉官房長官は5日午前の記者会見で、強い不快感を示すとともに、これが中国と野中氏による国際世論操作との認識を示唆した。

 

 同会見で菅官房長官は、「野中さんの発言は、田中元首相と言ってましたね。もう40年前のことですよね。それも伝聞で聞いたと、確たる根拠も示さないで招待された中国でわざわざ発言すると。この事に対して私は非常に違和感を覚えているですけれど、多くの国民も同じ思いなんだろうと思う」と述べ、発言内容とその状況の不自然さを指摘した。

 

 さらに記者から国際世論にアピールするという中国の思惑について質問され、「今回の事なんかそいう意味で、典型的だったんじゃないでしょうか」と述べるとともに、「一個人のことに、こういう口出し、発言は控えますけれど」と前置きした上で、「従来そうしたことがたびたびあったわけですし、今回がひとつの象徴なんじゃないでしょうか」と述べ、今回の野中氏の発言が中国側との合意の上で意図的に行なった中国による世論操作の一環との認識を示唆した。

 

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