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100年に1回の大洪水が10〜50年に1回発生 21世紀洪水リスク

21世紀には中国の黄河など世界の主な河川で大洪水のリスクが高まると予測している(撮影: West Zest)

 20世紀には100年に一度発生する規模の大洪水が、地球温暖化により21世紀には10〜50年に一度の頻度で発生するなどとした研究報告が9日英科学誌ネイチャーに掲載された。

 

 これは平林由希子東大准教授(河川工学)らのチームがまとめたもので、21世紀末の洪水リスクを全地球規模で予測評価したもの。

 

 同報告によれば、地球温暖化の進展に伴って、東南アジア、インド大陸、アフリカ東部、アンデス山脈北部において洪水の頻度が増加すると予測するとともに、北欧、東欧、中央アジアなどでは逆に洪水の頻度が減少すると予測している。

 

 こうしたシミュレーションの結果、世界の29の大きな河川の多くで、20世紀には100年に一度の規模で発生していたような大洪水が、21世紀には10〜50年に一度の頻度で発生すると予測している。

 

 また同報告では、大洪水による被害者数の想定は、20世紀末と比較して最大14倍に達するとしている。

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