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世界ネコの日:絶滅危惧種のアラビア砂ネコ 10年ぶりに見つかる

砂漠に暮らす謎の多いネコ、アラビア砂ネコが10年ぶりに生息が確認された(画像はアブダビのアル・アイン動物園Al Ain Zooより)

 

 日本では2月22日が猫の日だと言われているが、本日8月8日は、国際動物福祉基金(IFAW)などの動物団体が定めた「世界猫の日(World Cat Day)」だ。

 

 日本のみならず、全世界的に空前の猫ブームが続くなか、国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種としてレッドリストに登録しているアラビア砂ネコが10年ぶりに生息しているのが確認されたという嬉しいニュースが飛び込んできた。

 

 

 アラブ首長国連邦のアブダビ環境庁の調査チームは、2015年に同国西部の自然保護区に設置した監視カメラの映像を分析した結果、希少種のアラビア砂ネコの生存を確認したと欧州の野生動物研究誌に論文を発表した。

 

 アラビア砂ネコは、北アフリカのサハラ砂漠や中央アジアの砂漠地帯に生息する小型のネコ。横に長い頭部と厚い被毛に覆われた体が特徴で、夜の砂漠でしか活動しないことから、生態は謎に満ちていて、「とらえどころのない秘密主義のネコ」とよばれている。

 

 研究チームは昨年3月〜12月までの278日間に、砂漠に5台のカメラを設置して、餌でおびき寄せて撮影を続けたところ、オス1匹、メス2匹の計3個体の写真46枚の撮影に成功した。砂ネコがカメラの前に現れたのは、0時から朝6時までの深夜から未明にかけての時間帯が多く、外気温は11℃〜28℃と下がっていたが、ふかふかの毛皮に覆われた3匹は元気に活動していたという。

 

 アブダビ西部で、野生の砂ネコが確認されたのは2005年以来、10年ぶり。研究者は「草木が生えた砂漠地帯と、餌になるスナネズミやトカゲやヤモリなどの小動物が減っているのが、生息数の減少に結びついている」と分析。

 

 絶滅を食い止めようと、アブダビのアル・アイン動物園が中心になって、繁殖活動を進めている。

ワイド

横に長い顔と短い足、厚い被毛に覆われた体が特徴のアラビア砂ネコ(画像はアブダビのアル・アイン動物園Al Ain Zooより)

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