防災と災害情報のニュースメディア
  • 事故

海保VS防衛省 関門海峡の自衛艦ニアミスで

海上自衛隊の練習艦「しまゆき」(海上自衛隊HPより引用)

 11日夜、海上自衛隊の練習艦「しまゆき」(3050トン)が関門海峡を航行中に、対向する貨物船とニアミスした問題で、海上保安庁が「しまゆき」の艦長に航行改善を指導したのに対し、小野寺五典防衛相は18日午前の記者会見で、指導は海上保安庁の認識不足との認識を示した。

 

 このニアミスについては、「しまゆき」が法令で定められた右側航行ではなく、中央付近を航行していたため、やむなく双方が左側に舵を取り、あわや衝突を回避したとされている。

 

 これについて小野寺防衛相は、「現在報告を受けている限りでは、そのような危険な状況という報告を受けていない。先方から汽笛で左側に向きを変えると伝えてきたので、それを受けて、やむなく左側通行ですれ違った。すれ違った距離も250メートルで、関門海峡自体が6〜700メートルの幅ですので、それほど危険を感じたような状況ではなかったということです」と説明。

 

 さらに海上保安庁が「しまゆき」の艦長に航行改善を指導したことについて、「その辺の話はよく分かりません。ただ前回の護衛艦の事案(イージス艦「あたご」と漁船の衝突事故 漁船の乗組員2人が死亡)でも海上保安庁でさまざまな判断をされて、控訴審がありましたが結果として無罪ということになりました」とイージス艦「あたご」が2審とも無罪になっていることに言及し、「やはり、こういう問題についてはしっかりとした把握を海上保安庁にもしていただきたいと思っています」と、今回のニアミスも海上保安庁の認識不足との苦言を呈した。

 あなたにオススメの記事

メニュー