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全世界の女性殺人 犯人の38%は夫か恋人 WHO世界調査

マーガレット・チャンWHO事務局長(出典: US Mission Geneva)

 世界保健機関(WHO)は20日、全世界の女性の3分の1以上が男性からの暴力または性的暴行を経験しており、女性が犠牲者となった殺人事件の38%は夫もしくは恋人によるものとの調査報告を発表した。

 

 この調査はWHOがロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院の研究チームなどと共同で、WHO加盟国に対して行なったもの。

 

 この調査によると、世界中で夫または恋人から暴力もしくは性的暴行を受けた経験のある女性の割合は全体の30%。

 

 第三者の男性から暴力または性的暴行を受けた経験がある5%を加えると、全世界で35%の女性が男性から何らかの暴力を受けた経験があるとし、「夫や恋人による暴力が女性に対する暴力の最も普遍的なタイプ」と指摘している。

 

 また同報告では、女性が犠牲者となった殺人事件の38%は夫もしくは恋人によるもので、夫や恋人から暴力や性的暴行を受けた経験のある女性の42%が負傷した経験もあるとしている。

 

 さらに同報告では、暴力を受けた女性は受けていない女性よりうつ病やアルコール依存症になる確率が2倍に、性感染症にかかる確率が1.5倍に上がることなども指摘している。

 

 WHOのマーガレット・チャン事務局長は、「この報告は、女性に対する暴力が世界的流行とも言える大問題だということを強烈に示している。世界の医療・保健機関は暴力を受けている女性に対し、より多くの対応をすべき」と警告している。

 

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