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防災歳時記6月24日UFOと宇宙開発

原価2000円のゴムで作られた宇宙人の死体

 今から66年前、1947年の今日6月24日、米ワシントン州で消防機器会社を経営するケネス・アーノルドという実業家が、カスケード山脈上空を自家用飛行機で飛行中、「ものすごいスピードで飛行する皿のような物体9機」を目撃した。

 

 これが新聞に取り上げられ、全米はUFOブームに沸き返る。「フライング・ソーサー(Flying Saucer)」=「空飛ぶ円盤」という言葉もこの時にできた。

 

 この「ケネス・アーノルド事件」がどれくらい世間の耳目を集めたかと言えば、事件発生の6日後には、政治家のスキャンダルを極秘に収集していたことなどから悪名の高い、あのフーヴァーFBI長官が、UFOの目撃証言を調査するよう指示しているほど。

 

 この「歴史的事件」を記念して6月24日は「UFOの日」らしい。

 

 それからはや66年。人類はよほどUFOや宇宙人が好きらしい。

 

 最近も中国で「ゴム製の宇宙人の死体」をブログに投稿した男が逮捕・拘留された。

 

 「そんな事で逮捕されるのか!」との声もあるようだが、その男が「人騒がせ」であることは間違いない。

 

 彼は釈放後、「UFOが大好きで、他の人たちに宇宙人の存在を信じて欲しかった」と現地メディアの取材に答えているそうな。

 そんなUFOについては、もう長い間「陰謀説」が絶えない。「NASAはすでに宇宙人とコンタクトしており、それを秘密にしている」とか…。

 

 しかし、議会と予算審議をめぐって、「火星を目指すべきか、小惑星捕獲計画を優先させるべきか」が論争になっている現在のNASAの動きを見る限り、そんな陰謀がありそうには到底思えない。

 

 もし宇宙人と秘密を共有するほど「仲が良い」なら、莫大な開発予算をかけずとも、もっと性能のよい宇宙船の作り方を教えてもらえそうなものだし、「ある種の脅威を感じている」ならば、怖くて「月面基地から火星有人飛行」とか「水星を探査」などといった大それた冒険心など生まれようもないはずだから。

 

 しかし、「この宇宙のどこかに、人間と同じような生物が存在するのだろうか?」というロマンに満ちた探究心はNASAにもあるようだ。

 

 2010年12月、NASAの宇宙生物学研究所は、画期的な調査結果を発表した。生物が生きるために必須な元素「リン」がなくても生存できる細菌を、カリフォルニア州の生物も住めないほど塩分濃度が高い湖で発見した。

 

 この細菌は、なんと猛毒のヒ素を食べて増殖するとのこと。

 

 この発見をしたフェリッサ・ウルフ・サイモン博士は「どのような地球外生命体が存在する可能性があるのかを知るための扉を開いた」と語った。

 

 しかしだとすると、「宇宙人」という言葉こそが象徴しているが、地球外生命体について、「人類と似た生物」をイメージするわれわれの思考は根本的に間違っているような気がしてくる。

 

 宇宙のどこかにいるかもしれない「人類の友人」は、われわれの想像を遥かに超えた存在で、「人間に似た宇宙人の死体」を偽造している地球での騒動を今も見ていて、笑い転げているのかもしれない。

 

 昨晩は「スーパームーン」。たまには天空に広がる宇宙の神秘に想いを馳せてみるのも悪くないか。

2011年3月19日のスーパームーン(出典: NASA/Bill Ingalls)

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