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千葉大服部教授 地震予測研究が世界的な学会で評価

千葉大学 大学院理学研究科 服部克巳教授

 現地時間6日 米・サンフランシスコで開かれた地球物理学分野における世界最大の学会AGU(アメリカ地球物理学連合)の秋期大会(2012年12月3-7日)において、千葉大学の服部克巳教授が電磁気学的地震予測の研究成果について発表した。
 この研究は、高感度の磁力計を地中に埋設し、地震の前兆現象ではないかと考えられているULF(超超長波)帯の地磁気変化を検出するもの。服部教授は2000年から2010年までの伊豆半島と房総半島における調査データを示し、地震と、その発生前1ヶ月以内に現れる地磁気変化の間には統計的に有意な相関関係があると報告した。
これに対し学会では「同一地域にある複数の観測点が同様な結果を示す11年間にわたる統計解析結果には意義があり、地震短期予測に有望な手法である」との評価がされた。
服部教授はさらに、「メカニズムの解明が必要だが、今後観測点を増加してデータの蓄積をはかったり、他の観測手法と融合させたりするなど、観測・研究体制を強化して実学的な地震の短期予測の可能性も追求したい。」と述べている。
 なお、同発表はSurvey in Geophysicsという地球物理学の世界的権威である国際学術誌にも掲載されることが決定しており、これにより服部教授の「電磁気学的地震予測の研究」は、その統計的妥当性が世界に認められたことになる。

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