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海近くの井戸で新たに43万ベクレルのトリチウム 福島第一原発

   福島第一原発1、2号機近くの観測用井戸の地下水から放射性物質が見つかった問題で、東京電力は29日、詳しい調査のために海側に新しく掘った井戸で1リットルあたり43万ベクレルのトリチウムなど高濃度の放射性物質を検出したと発表した。


   高濃度の放射性物質が最初に確認されたのは5月下旬。海から27メートルの地点にある井戸から、トリチウムが1リットルあたり50万ベクレル、ストロンチウムが同1000ベクレル検出され、東電は6月19日に公表した。トリチウムは国の海への排出基準の約8倍、ストロンチウムは約33倍の濃度だった。


   東電は汚染の拡大を詳しく調べるため、より海に近い地点に井戸を掘り、放射性物質の濃度を計測。その結果、海から6メートルの地点の井戸で28日に採取した地下水から、トリチウムが同43万ベクレル、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が同3000ベクレル検出された。


   最初に放射性物質が見つかった井戸で同じ28日に採取された地下水からは、トリチウムは同じ濃度の同43万ベクレルが検出されたが、ベータ線を出す放射性物質は同1400ベクレルで、海に近い方が濃度が高かった。

 

   高濃度の放射性物質の検出について、東電は2011年4月に漏えいした汚染水が地中に残留している可能性が高いとみており、さらに調査用の井戸を増やして監視を強化し、海側の護岸の地盤改良工事などを行なって汚染拡大防止対策を進めるとしている。

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