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汚染車両が福島第一原発の敷地外を走行 東電は「影響なし」

 東京電力は29日、福島第一原発の敷地内で作業していた生コンクリート車が基準を超える汚染状態のまま、敷地外へ出たと発表した。走行したルートの放射線量を調べ、走行したことによる影響はなかったとしている。


 東電によると、29日にこの生コン車が作業を終えて放射線測定したところ、後部バンパー上部付近で2万2000CPM(カウント・パー・ミニット=1分あたりの放射線計測回数)を確認。敷地外へ出ることのできる基準の1万3000CPMを超えていた。

 

 このため、生コン車は除染するよう指示を受けたが、29日午後1時26分ごろ、除染しないまま正門から外に出た。生コン車は福島県楢葉町にある工場でコンクリートを積み込み、原発に戻って作業。再び外に出る際に測定すると、2万CPMが確認され、除染を実施した。

 

 生コン車が走行したルートを調査したところ、文部科学省の放射線量等分布マップとほぼ同じで、東電は「汚染車両が走行したことによる影響はない」としている。生コン車の運転手の被曝線量は0.012mSvだった。


 東電は、除染を張り紙でより明確に指示するとともに、正門で確認を行う作業員の教育を徹底し、再発防止に取り組むとしている。

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