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福島第一での内部被ばく 線量再評価で100ミリ超が6人増

 福島第一原発事故の際に、緊急作業に従事した人2万人弱の内部被ばく線量について、東京電力による暫定評価と、元請事業者による確定評価との間に一定の差があった497人について厚生労働省が再評価を行ったところ、50ミリシーベルト超の内部被ばくをしていた人が12人、100ミリシーベルト超の内部被ばくをしていた人が6人増える結果となった。

 

 そもそも東電の暫定評価と元請事業者の確定評価に差が出たのは、評価方法などが統一されていないなどの理由もあったため、厚労省では、評価と考え方をできる限り統一して内部被ばく線量の再評価を行った。

 

 結果、再評価の対象となった497人のうち、被ばく量がプラスに修正される人が431人(最大修正値48.9ミリシーベルト)、マイナスに修正される人が19人(最大修正値-9.2ミリシーベルト)となっており、このうち29人は「計算ミス」などによって「かい離」が発生していた。

 

 また、50ミリシーベルト超の内部被ばくをした人は12人増(すべて協力会社の作業員)、100ミリシーベルト超の内部被ばくをした人は6人増(東電3人、協力会社3人)となっている。

 

 福島第一原発事故の緊急作業従事者については、当時 被ばく限度を一時的に250ミリシーベルトに引き上げていたため、平成23年10月に公表された指針により、長期的な健康管理に取り組む必要がある。

 

 このため、今回の再評価を踏まえ、厚労省では、東電と元請事業者に対し、統一された方法による被ばく評価を徹底するよう指導するとともに、計算ミスなどについては、再発防止を厳しく求めている。

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