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世田谷の幼稚園「送る会」のカレーで園児ら76人が集団食中毒 前日に調理

世田谷の幼稚園でウェルシュ菌による集団食中毒(東京都健康福祉局)

 東京・世田谷区内の私立幼稚園で今月8日、「年長組を送る会」で提供された昼食のカレーライスが原因で、3〜5歳までの園児や教職員計76人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、患者から「ウェルシュ菌」が検出されたことから、世田谷保健所は食中毒だと断定した。

 

 東京都福祉保健局によると、この保育園には給食の調理施設がなく、今月8日に催された「年長組を送る会」のために前日に教職員と園児が調理したカレーを当日に再加熱して、昼食時にご飯と共に提供されたという。

 

 会が開かれた8日夕方から翌朝にかけて、3〜5歳のクラスの園児67人と教職員9人の計76人が食中毒症状を訴え、このうち4人が医療機関を受診。29人の患者の便から、ウェルシュ菌が検出されたことから、カレーが原因だと断定した。

 

 ウェルシュ菌とは、人間や牛や豚など家畜の腸内や水、土などに広く生息し、酸素が少ない環境で増殖。熱に強く、高温でも死滅しないので、カレーやシチュー、スープ、煮物などとのような大鍋で大量に作る食品を、室温で保存していると増殖し、小腸内で毒素を産生し、その影響で下痢などの症状を起こす。

 

 予防には、中心部まで十分に加熱し、前日調理したものは、小分けにするなどの工夫で急速に冷やし、冷蔵庫で保管するのがポイントだ。

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