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伊豆諸島・ベヨネーズ列岩に続き 小笠原の海底火山でも変色水域が出現

海水の変色が確認された明神礁(ベヨネーズ列岩)と福徳岡ノ場の位置関係(海上保安庁海底火山データベースを元に編集部が黄色の破線で囲んだ)

 東京からはるか南に位置する青ヶ島沖の明神礁(ベヨネーズ列岩)周辺で海水が変色し、小規模な海底火山の可能性が高まっているというニュースは先週お伝えしたが、小笠原諸島の硫黄島沖でも黄緑色に変色した海水域が確認され、火山活動の活発化が懸念される。

 

 海上保安庁は24日〜25日にかけて伊豆諸島から小笠原諸島の周辺海域を上空から観測。その結果、東京から400キロほど離れた明神礁周辺で薄黄緑色に変色した海水域を確認。24日は直径30メートルほどだったが、翌日の観測では変色水域は300メートルほどに広がっていた。

 

 海保からの報告を受けた気象庁は、小規模な海底噴火が起こる可能性があるとして、噴火警報を発表するとともに、付近を航行する船舶に海上警報を発令した。

 

 一方、明神礁よりさらに南に位置する、東京から1200キロ以上離れた硫黄島沖の「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」でも、24日の観測で変色水域が広がっていた。

 

 福徳岡ノ場は、水深200メートルに山頂が沈む海底火山で、1904年以降、3回噴火して新島を形成したが、そのたびに水没している。最近では2005年7月に起こった海底噴火で、100メートル以上の水柱が噴出、夜間には海中に火花らしいものも観測されたが、この時は島の形成は無かった。

明神礁

海保は24日〜25日にかけて明神礁(ベヨネーズ列岩)の上空から観測(提供:海上保安庁)

変色

明神礁(ベヨネーズ列岩)で変色水域が確認された海域(提供:気象庁)

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