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中米コスタリカ・ポアス火山 カルデラ湖の水が吹っ飛ぶ瞬間

中米コスタリカ・ポアス山の噴火の瞬間(OVISICORI-UNA)

 中米コスタリカでは19日(現地時間)、首都サン・ホセに近いポアス火山で爆発的噴火が相次いだ。同国火山観測所(OVISICORI-UNA)が設置した火口カメラには、噴火によってカルデラ湖の水が一瞬で吹っ飛ぶ瞬間がとらえられた。

 

 中米でも最も活発な火山のひとつのポアス山では、先週以降、マグニチュード3を上回る火山性地震が急増。14〜16日には7回の水蒸気爆発が観測された。

 

 火山観測所によると、現地時間19日にも断続的な地震が続き、未明から朝8時半までに3回の大規模噴火が発生した。噴火の瞬間、山頂火口のカルデラ湖では、100度以上の熱水が一瞬にして吹っ飛ぶようすが確認された。

 

 山頂にふたつあるカルデラ湖のうち、南側のボトス湖は約7500年前に噴火した記録がある限りだが、火山と同名の北側のポアス湖は、世界で2番目に酸性度が高く、マグマで温められて圧力が高まると、間欠泉が吹き上がるのが観光客に人気だ。

 

 しかし、先週から続く噴火の勢いで火口周辺の溶岩ドームが崩壊し、噴石や噴煙に巻き込まれる危険性があるとして、火山国立公園は現在、閉鎖されている。

 

■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

ポアス

現地時間19日の噴火で、山頂のカルデラ湖の水は水蒸気と化し、火口周辺の溶岩ドームは吹っ飛んだ(上:OVISICORI-UNA/下:ポアス火山国立公園)

噴火前

噴火前のポアス山。山頂にふたつある火口のうち、手前の青いカルデラ湖は7500年前に噴火の記録が残っているだけだが、今回噴火した北側は活発な間欠泉で観光客に人気だった。(ポアス火山国立公園l)

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