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福島第一 汚染水「海への拡散強く疑われる」規制委

 東京電力福島第一原発の海近くに掘られた観測用井戸の地下水からセシウムなど高濃度の放射性物質が検出されている問題について、原子力規制委員会は10日午前、「高濃度汚染水の海洋への拡散が強く疑われる」との見解を表明、地盤改良や海側遮水壁の工事を急ぐよう、東電に指示することを決めた。

 

 福島第一原発では、9日に海から約25メートル離れた観測用井戸から1リットルあたり3万3000ベクレルの放射性セシウムが検出されるなど、地下水の放射性物質濃度が急速に上昇している。

 

 規制委では、今回の汚染の原因について、高濃度汚染水がある海側のトレンチ(溝)など、東電がこれまで説明しているもの以外の可能性があることを指摘し、汚染源の究明を東電に求めるとともに、海洋汚染の危険がどれくらい差し迫ったものなのか早急に調査するとしている。

 

 さらに田中俊一委員長は、「セシウムだけでなく、トリチウムなどの海洋生物への影響も調べる必要がある」と述べている。

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