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63光年かなたに「青い惑星」 ハッブル宇宙望遠鏡で観測

惑星「HD189733b」の想像図。左側の赤い光は恒星。(NASAホームページより)

   NASA(米航空宇宙局)は11日、ハッブル宇宙望遠鏡で地球から約63光年離れた恒星を周回している惑星の色を深い青色と突き止めたと発表した。太陽系の外にある惑星の色を推定できたのは初めてという。


   この惑星は、こぎつね座の連星の一つを恒星とする「HD189733b」で、2005年に発見された。これまでに見つかった太陽系外惑星の中で最も地球から近く、NASAが表面の温度分布を解析するなど、研究が進んでいる。


   NASAによると、天文学者らの研究チームは、さまざまな波長の光を分析できるハッブルの撮像分光器を使い、惑星とその恒星から出ている可視光線を計測。惑星が公転で恒星の裏側を通過し、地球から見えなくなった時、緑や赤色のスペクトルはそのままだが、青色は大きく減少することを確認した。


   これは、惑星の色が恒星に隠れて観測できなくなったことを示しており、惑星は地球のような深く鮮やかな青色と推論できるという。ただし、地球からはあまりに遠いため、通常の望遠鏡を使って肉眼で見ることはできない。


   また、この惑星の場合は地球のように海が青く見えるのではなく、摂氏1000℃に達する大気の中でケイ酸塩粒子が溶けてガラスの「雨粒」のようになり、青い光を散乱させて惑星が青色に見えるのだという。

 

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