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有毒ヒアリ 神戸・ポートアイランドでも発見 侵入経路は尼崎と同一か?

攻撃的で有毒のヒアリが神戸港周辺で見つかる(環境省)

 攻撃的で、刺されると強い毒でアナフィラキシーショックを起こすおそれがある「ヒアリ」が、兵庫県尼崎市に続いて、神戸港でも見つかったと神戸市が18日発表した。ヒアリは先月、中国から到着した貨物船のコンテナ内で見つかっており、環境省は、他にもいないかどうか調べを進めている。

 

 ヒアリが見つかったコンテナは、先月20日に中国・広東省広州市から到着した貨物船から陸揚げされ、25日まで神戸港に保管されて、尼崎市で積み荷を降ろす際に、ヒアリの群れが付着しているのが見つかり、駆除された。

 

 神戸市は環境省とともにコンテナが一時保管されていたポートアイランドのコンテナ置き場を調べていたが、16日、アスファルトの舗装面が割れて、土壌が露出した亀裂部分でヒアリの群れを発見。目視で100匹ほど確認され、殺虫剤をスプレーし、緊急駆除した。現場は、一般の市民の立ち入りが規制されているエリアで、住宅街からは約2キロ離れている。

 

 南米原産のヒアリは、体長2.5〜6ミリ程度で、体の色は赤茶色。昆虫以外にも爬虫類や野鳥などの小型哺乳類を集団で襲って捕食するほど攻撃的で、刺されるとアルカロイド系の強毒によって痛みやかゆみ、じんましん、発熱や激しい動悸などが起こり、場合によってはアナフィラキシーショックで昏睡状態に陥ることもあって、米国内では多数の死者を出している。

 

 貨物に紛れて侵入し、北米や中国、フィリピン、台湾などでも外来生物として定着しており、いったん定着すると根絶は難しい。

 

 今回の発見を受けて神戸市は18日、対策本部を設置し、ほかに生息していないかどうか駆除を進めるとともに、市民や港湾関係者に注意喚起や情報提供を行なっている。

発見場所

先月26日に続いて、今月16日にも見つかった(神戸市、環境省提供)

ヒアリ

集団で小鳥のヒナを襲うこともある凶暴なアリだ(提供:環境省)

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