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高齢パパの息子は「オタク度」高め? 7800組の双子を調査 英国

お父さんになった年齢が高い人の息子ほど「オタク度」が高め?(画像はイメージ/AC)

 「オタク」というと、日本ではアニメや漫画、ゲーム、アイドル、鉄道など特定の分野に強い興味を抱く「ちょっとイタイ人」という意味で使われることが多いが、欧米の「Geek(ギーク)」の場合、人付き合いは得意じゃないけれど、特定の分野では誰にも負けないスゴイやつというポジティブな使い方をされることが多い。英国の研究チームは、12歳の双子7781組を対象にした調査で、父親の年齢が高いときに生まれた息子ほど「オタク(ギーク)指数」が高くなるという研究結果を発表した。

 

 精神医学雑誌『Translational Psychiatry』に掲載された論文によると、英ロンドン大学キングスカレッジと米国マウントサイナイ医科大学シーバー自閉症センターの共同チームは、双子の遺伝学研究の一環で、英国に住む7781組の12歳の双子について、 言語を使わない知能検査や対人関係への関心の度合い、自分を良く見せようとする傾向など、いくつかの側面を点数化するテストを行って、「オタク指数」を出した。

 

 その結果、男の子ができたときの父親の年齢が35歳を超えると、オタク指数が顕著に高くなることがわかった。とりわけ、父親が51歳のときの息子は、25歳未満の若い父親の息子に比べて、理系の分野で高得点を取る確率が32%高かった。

 

 一方で、女の子のオタク指数と父親の年齢との間に関連性は見つからず、研究チームは「女の子には父親から受け継がれる可能性が高いオタク傾向を打ち消す生物学的性質が備わっているのかもしれない」と指摘している。

 

 従来の研究では、高年齢の親から生まれた子供は、自閉症の可能性が高くなると指摘されてきた。自閉症はオタクとは質的に異なる発達障害を指すが、学者やエンジニア、ミュージシャンなど特定の専門家集団には、「範囲の広い自閉症表現型(BAP)」と呼ばれる、比較的軽度の症状の人たちが存在する。

 

 ロンドン大学キングスカレッジのマグダレーナ・ジャネッカ博士は「オタク指数の高い子供が、高学歴や輝かしいキャリアを期待できるよう示すことは、同時に高年齢の父親の心の重荷を軽くできるかもしれない」と述べて、今後も研究を続けるとしている。

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