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10年前に買ったスニーカー「未使用なのに底が剥がれた」転倒あいつぐ 消費者庁

買ったまま、何年も履いていないスニーカーのトラブルに注意!(画像はイメージ/編集部)

 数年前に購入したまま、最近まで使用していなかったスニーカーを久しぶりに履いたところ、靴底が剥がれた経験はないだろうか? 過去7年間で未使用のスニーカーによるトラブルの報告が相次いでいることから、2400人を対象に実態調査した結果、半数の1254人が靴底のトラブルを経験し、そのうち111人が滑ったり、転倒するなどの事故にあっていたことが消費者庁の調べで明らかになった。

 

 2010〜2016年までの7年間に消費者庁や国民生活センターに登録されたスニーカーにや登山靴、テニスシューズに関する事故の件数は34件。いずれも、購入したのは数年前だが、そのまましまいこんで、使用回数が少ない状態で履いたところ、靴底が剥がれて転倒し、ケガしたというものだ。

 

 そこで消費者安全調査委員会は今年2月、全国に住む10歳以上の消費者2400人を対象にインターネットによる調査を実施し、所有する靴の種類別に、靴底が割れたり剥がれたりした経験の有無を質問した。

 

 その結果、何らかのトラブルを経験した人の数は全体の半数以上の1254人にのぼり、うち111人が「歩行中に靴底が剥がれて滑った、転倒した」と回答した。

 

 スニーカーやウォーキングシューズなどのスポーツ靴の底は、長時間履いても足の負担を軽減させるクッション材としてポリウレタン素材が使われているミッドソールに加えて、地面に接するアウトソールには滑りにくい合成ゴム素材が使われている。

 

 ポリウレタンは、合成ゴムに比べて磨耗には強いものの、耐水性や耐熱性は比較的弱く、水や空気中の湿気で分解が進む。このため、買ったばかりでも、下駄箱や購入時の箱に入れたまま長期間保管していると、劣化が進み、剥がれやすくなるという。

 

 ほとんどのスポーツ靴メーカーでは、購入時に手入れ方法や保管方法などを記載した注意書きを添付しているが、インターネット調査では、消費者の56.5%がこの事実を「知らなかった」と答えている。委員会はメーカーによる注意喚起が十分に伝わっていない点を問題視し、一層効果的な注意喚起の方法について検討を求めることにしている。

スニーカー

全国2400人を対象にしたインターネット調査の結果(提供:消費者安全調査委員会)

スニーカー

スニーカーは使ってなくても自然に劣化することを多くの人が知らない(提供:消費者安全調査委員会)

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