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防災歳時記7月20日アポロ11号月面着陸

1969年7月20日 アポロ11号は人類初の月面着陸を成し遂げた(出典: NASA)

 今から44年前、1969年の今日7月20日は、まさに「偉大な日」だった。

 

 アポロ11号が人類初の月面着陸を成し遂げた日だ。

 

「That's one small step for a man, one giant leap for mankind.(この一歩は人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍だ)」

 

 アームストロング船長の言葉は世界中に届けられた。

 

 今の若い人には、その当時の熱狂が理解できないかもしれないが、分かりやすく例えれば、「日本代表がワールドカップで優勝するより熱狂した」とでも言おうか。

 

 実際、この歴史的瞬間は、世界40カ国以上に同時中継され、5億人以上の人が見たと言われている。

 

 日本では深夜0時からの放送だったが、この日ばかりは、多くの小学生が夜を徹してテレビを見ることを許された。

 

 ちなみに着陸した瞬間の視聴率は68.3%だった。

 

 しばらくしてから、この歴史的瞬間を収めたLP盤のレコード(すでに死語だが)も発売され、英語も分からない小学生が、そのレコードをすり切れるまで聞き込んだ。

 翌1970年の大阪万博では、アメリカ館に「月の石」(アポロ12号が採取したものだが)が展示され、驚異的な長蛇の列がパビリオンの前にできた。

 

「アメリカ館は混んでいる。ソビエト館にも月の砂?があるからそっちへ行こう」

 

 父親にそう言われた。

 

 当時、ソビエトは有人月飛行を成功させていなかったから、「月からのおみやげ」などあるはずもないのに、そう言われて入ったソビエト館で見た「月の砂?」が本当に「数粒の砂粒」であまりにあっけなく、展示ケースの前で呆然自失したことを覚えている。

 

 いったい、あれは何だったんだ…?

 

 とにかく20世紀少年?たちにはアポロ11号は夢の未来だった。自分たちが大人になる頃には、人類は自由に宇宙旅行をしていると本気で信じていた。

 

 子どもだったからじゃない。子どもでもそう思ってしまうほど、当時の科学技術の進歩が早く感じられたからだ。

 

 オバマ大統領は2030年代に火星に有人飛行するとケネディ大統領ばりに宣言しているが、あの頃のような興奮は感じられない。

 

 それは、原発事故、地球温暖化などの諸問題を前に、科学技術の進歩に世界が幻滅しつつある証しなのだろうか。

大阪万博に展示された「月の石」

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