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防災歳時記7月22日ノルウェー連続テロ犯は日本びいき

ノルウェー連続テロ事件では77人もの命が犠牲になった(撮影: nrkbeta)

 今から2年前、2011年の今日7月22日、ノルウェーで連続テロ事件が発生した。

 

 当時32歳のキリスト教原理主義者 アンネシュ・ブレイビク容疑者が首都オスロの政府庁舎を爆弾で爆破し、ノルウェー労働党の青年組織が所有するウトヤ島で自動小銃を乱射した。

 

 爆破事件で8人、銃乱射事件で69人、合計77人が犠牲になった。史上最悪の短時間連続殺人である。

 

 犯行動機は、「イスラム教による西欧の乗っ取りを防ぐため、『反多文化主義革命』に火をつけること」らしい。

 

 当日、ウトヤ島ではノルウェー労働党青年部の集会が行われていたが、ブレイビク容疑者は警察官の制服を着て、「爆破テロ犯捜査(自分が起こしたテロ事件だが)」を口実に参加者を整列させ、確実にしとめるために参加者に2発ずつ銃弾を撃ち込んでいったとのこと。

 

 この事件で、残念というか不思議に感じられることは2つ。

 

 一つは、これだけ残忍な殺人を犯しながら、判決は禁錮最低10年、最長21年だったこと。
ノルウェーでは、死刑はなく、これがほぼほぼ「最高刑」だとのこと。

 

 そしてもう一つは、「反多文化主義革命」を提唱するブレイビク容疑者にとって、賛美されるべき多文化主義に否定的な国家とは、日本や韓国だったということ。

 

 「四季折々の自然の中、一木一草まで八百万の神が宿る、世界でもまれに見る多様性の文化を持った日本」などと勝手に思い込んでいたのは、日本人だけだったのかもしれない。

 

 世界から見れば、日本は反多文化主義国家の「お手本」に映るのか。

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