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世界中で同時出現した巨大竜巻の恐怖!欧州〜北米で目撃

オーストリア・ウィーン国際空港近郊に出現した巨大トルネード(撮影:Olga Bystrina/World Weather Nerd)

 今月10日から11日にかけて世界各国で巨大トルネードが相次いで目撃された。ご存知のとおり、竜巻多発地帯のアメリカでは「ストーム・チェイサー」と言って、竜巻を専門に追跡するプロ集団も多く、『イントゥ・ザ・ストーム』や『デイ・アフター・トゥモロー』などのパニック映画が多数作られているが、ご紹介するのはオーストリア・ウィーンとカナダ中部だ。

 

 ウィーンから18キロほど南東に位置するウィーン国際空港では、今月10日、搭乗客の多くが空港に迫りくる巨大な竜巻を目撃した。この日、中央ヨーロッパ各地では、オーストリアの隣のハンガリーやスロヴェニアでも、「スーパーセル」と呼ばれる巨大な積乱雲が発生し、雷を伴う豪雨をもたらした。

 

 10日から11日にかけては北半球の広い範囲で竜巻が相次いで報告されており、大西洋の向こう側のカナダ中部のサスカチュワン州では11日夕方、「ビースト(野獣)級」の積乱雲が発生。カナダから米国中部にかけて広い範囲で複数の竜巻が目撃されている。

 

 米国や中央ヨーロッパでは、北極からの寒気と、南(カリブ海や地中海)からの暖かな空気が衝突して、大気が不安定になったときに竜巻が発生しやすくなる。竜巻は上空にいくに従って、はっきりとした時計回りの回転に変化し、巨大な積乱雲「スーパーセル」に発達する。

カナダ

カナダ中部サスカチュワン州サスカトゥーンに11日に発生したスーパーセル。手前の教会を呑みこむ勢いで近づいてくる(Beth Allan@adolwynさんのTwitterアカウントより)

米国

同じ日には、カナダ国境に近い米国中部のノースダコタ州からミネソタ州にかけて、上空を不気味なスーパーセルが覆った(Chad Cowan@stormtimelapseさんのTwitterアカウントより)

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