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致死率100% 台湾で52年ぶりに狂犬病発生 日本にも危険性?

狂犬病ウイルスの電子顕微鏡写真(出典: 米疾病予防管理センター CDC )

 台湾の行政院農業委員会は16日深夜、台湾における野生のイタチアナグマに由来する検体(脳組織)を検査した結果、狂犬病であることを確定診断したと発表。これを受けて農林水産省では、輸入する犬などについて、狂犬病の予防接種や血液検査を行なう必要がある狂犬病の「非清浄地域」に台湾を指定した。

 

 狂犬病は感染すると精神錯乱、神経まひなどの症状を起こし、ワクチン接種していない場合の致死率は100%となる。

 

 日本国内では1950年以降撲滅されているが、海外で犬などに咬まれて発症するケースは散発的に発生しており、2006年にもフィリピンで犬に咬まれるなどした人が2人死亡している。

 

 農水省では、台湾から輸入する犬などへの検疫を強化する一方で、この6ヶ月間に台湾から犬を輸入した人についても、入国から半年間は、毎日の健康管理を行なうよう呼びかけている。

 

 台湾は日本と同じ島国でもあり、国内の狂犬病を撲滅して以来、52年間にわたって狂犬病の発生がなかった。日本でも狂犬病の予防対象となっているのは「犬」だけだが、今回の検体がイタチアナグマであることを見ても、タヌキなど他の動物が感染・媒介することは十分ありうる。

 

 「台湾から犬を輸入するというのはほとんど聞いたことがないが、台湾で狂犬病が発生したというニュースは衝撃的。台湾と同じように数少ない狂犬病清浄地域の日本でも狂犬病が発生する可能性が十分あるということを示しているのではないか」と指摘するペット業界関係者もいる。

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