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台風5号 五本の指に入る勢力に…新たな熱帯低気圧も発生

気象観測衛星ひまわり8号がとらえた台風5号(気象庁)

 非常に強い台風5号は、中心気圧が935ヘクトパスカルまで発達した。気象庁によるとあす以降、進路を北寄りに変えて日本列島に接近する見込みで、今後の台風の動向に注意が必要だ。また、南鳥島近海には別の熱帯低気圧が発生した。

 

 台風5号は31日午後3時現在、西日本の南側の海上をゆっくりした速さで西へ進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径170キロ以内では25メートルの暴風が吹いている。

 

 あす1日以降は進路を北寄りに変えて、勢力を維持しながら西日本を目指してゆっくり北上する見通しで、小笠原諸島近海や、南西諸島から北日本にかけての太平洋側では、海は大しけが続く見込み。

 

 気象庁によると「935ヘクトパスカル」は、1951年以降に上陸した台風の直前の中心気圧と比べると、過去4番目に低い数値だ(上陸直前の中心気圧)。1951年10月14日に鹿児島県串木野市に上陸した台風15号(ルース)は、その二日前に924ヘクトパスカルまで発達し、上陸後は時速100キロ前後の猛スピードで中国地方から日本海に抜けたのち、関東の東の沖合で新たな中心ができる「ジャンプ現象」を起こした。

 

 この時は10月中旬の上陸で、海水温も夏よりも低かったにもかかわらず、勢力が歴代4位と強大で、大雨によって400人を超える死者・行方不明者を出した。 

 

 一方、5号が発生した南鳥島近海ではきょう午後、新たな熱帯低気圧が発生した。中心気圧は1006ヘクトパスカルで、現在は東寄りにゆっくりと進んでいて、あす以降、台風に変わるものと見込まれる。

 

■台風の最新情報は、ハザードラボ「台風マップ」をご覧ください。

台風

台風5号が発生した南鳥島近海では、別の熱帯低気圧が発生した。(気象庁の進路予測)

台風5

台風5号の目がはっきりと見える(気象観測衛星ひまわり8号)

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