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土星探査機カッシーニ 20年間の任務を来月終了 グランド・フィナーレへ

土星探査機が最後のミッションへ!(NASA / JPL-Caltech)

 米航空宇宙局(NASA)は25日、打ち上げから20年を迎える土星探査機カッシーニが来月15日、土星の大気圏に突入し、任務を終えると発表した。

 

 カッシーニは、NASAと欧州宇宙機関(ESA)が共同開発し、1997年10月に打ち上げられ、7年間の旅を経て土星の周りをまわる軌道に到着。13年間の任務中に、ふたつの衛星「メトネ」と「パレネ」を発見したほか、2009年には土星の輪の消失現象を観測。

 

 4年前には土星の北極上空にできる巨大な六角形(ヘキサゴン)をした大気の渦を観測。この部分では地球の約20倍と推測される強いジェット気流によるハリケーンが発生しており、冬から夏への季節に応じて大気中の微粒子の数が増えて、六角形の色味が青みがかったグレーから黄色に変化していることも明らかにされた。

 

 土星ではひとつの季節が7年あまり続く。カッシーニに課された重要な任務は、今年5月25日の夏至を見届けること。2009年8月に春分を迎えた土星の季節の変化をずっと追ってきた探査機から届いた多くの発見は、天文ファンならずとも多くの人に感動を与えてくれた。

 

 4月26日の土星の輪の内側へ初ダイブを果たした後も、22回に及ぶ輪の中の観測を繰り返し、燃料は残すところあとわずか。9月15日には、大気圏突入を果たして機体を燃やしながら、「最後の任務(グランド・フィナーレ)」である土星最接近のデータを地球に送信する予定だ。

 

 劇的な最期に向けてカッシーニのカウント・ダウンが始まった!

土星

土星の上空120万キロから撮影した墨流しのような雲(NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)

テチス

夕日を浴びた土星。150万キロ離れた先に土星の第3衛星テチスが見える(画面左上)(NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)

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