防災と災害情報のニュースメディア
  • FUKUSHIMA

汚染水「海に流出」と東電が見解 福島第一原発

   福島第一原発の海側の井戸から高濃度の放射性物質が検出されている問題で、東京電力は22日、海の潮位と井戸の地下水位の変化を分析した結果、「汚染水を含む地下水が海に流出している」との見解を初めて示した。


   高濃度の放射性物質が最初に確認されたのは5月下旬。1、2号機のタービン建屋の海側にある観測用井戸で、トリチウムが1リットルあたり50万ベクレル、ストロンチウムが同1000ベクレル検出された。


   周辺に調査用の井戸を掘って調べたところ、これまでにトリチウムは最も海に近い地点の井戸で1リットルあたり最大63万ベクレルを検出。海水も、1〜4号機の取水口付近で同2300ベクレルを検出した。


   東電は海への流出を否定していたが、最初に汚染の見つかった井戸の地下水を調べたところ、海の潮位や雨によって水位が上下していることが判明。井戸の水位は海面より高いことから、地下水は「海水と行き来している」と流出を認めた。


   ただし、放射性物質の濃度の上昇は、汚染拡散を防ぐ水中カーテン「シルトフェンス」と防波堤に囲まれた岸壁そばの海域にとどまり、その外の港湾や沖合で変動はみられないとして、流出の範囲は限られているとしている。

 

 

 

 あなたにオススメの記事

メニュー