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土星探査機「カッシーニ」燃え尽きた!最後の画像を公開 NASA

土星探査機カッシーニが最後にとらえた写真(NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)

 20年前、米国と欧州が共同で開発した土星探査機カッシーニは、日本時間15日夜、13年間の探査任務を終了し、土星の大気圏に突入し、燃え尽きた。米航空宇宙局(NASA)は大気圏突入前に探査機がとらえた最後の画像を公開した。

 

 カッシーニは日本時間15日午後8時55分、上空1915キロから最高時速11万3000キロの猛スピードで土星の大気圏に突入。赤道よりわずかに北側付近を目指して落下しながら、大気の成分データを収集。高度1500キロに到達した1分後に、地球との交信が途絶えた。

 

 大気圏突入後のデータは、研究チームが解析を進めているが、NASAはこの日、カッシーニが最後にとらえた土星の輪や第6衛星タイタンなどの写真を公開した。

 

 ギリシャ神話の巨神族の名を持つタイタンは、土星最大の衛星で、カッシーニが小型探査機ホイヘンスを運んだ。ホイヘンスの観測で、タイタンには窒素を主成分とする大気があることが判明しており、酸素ができる前の地球に似た山や渓谷、海があることから、何らかの生命体がいるのではないかと期待されている。

 

 NASAの研究チームは「カッシーニは燃え尽きましたが、夜空で土星を見るたびに、カッシーニの一部がそこにあることを知っています。探査機がもたらしてくれた科学の恩恵は、これからもずっと残ります。いつの日かまた土星へ旅する日が訪れる日まで」と述べて、20年間の任務をねぎらっている。

土星

土星の地平線に沈む第2衛星エンケラドゥス(NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)

タイタン

地球外生命がいるかもしれないと期待される土星最大の衛星タイタン。カッシーニがお別れの涙を流しているのか?ぼやけて見える(NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)

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