防災と災害情報のニュースメディア
  • 生物

シンクロみたいなクジラの漁 呼吸合わせて泡吐く瞬間撮影!(動画あり)

クジラが吐き出した泡がまるで網のようにニシンの群れを追い込むようす(GoPro)

 ザトウクジラは餌をとるときに、口から吐き出した泡を魚の群れの周囲にめぐらせて漁網のように追い込んでいく行動をとるのをご存知だろうか?カナダ沖の太平洋で5頭のクジラによる見事なチームプレイの瞬間をドローンがとらえた。

 

 この動画の撮影に成功したのは、米国発のアクションカメラ「GoPro(ゴープロ)」ブランドの創立者、ニコラス・ウッドマンCEO(最高経営責任者)。GoProとは、サーフィンやモータースポーツ、スキーや探検など、通常のカメラでは撮影できないシーンでの撮影や、ドローンでの無人撮影が可能な多目的カメラで、日本ではタジマモーターコポーレーションが取り扱っている。

 

 ウッドマンさんらは今年8月、米国との国境に近いカナダのブリティッシュ・コロンビア州のマスケリン島周辺でサーモン釣りを楽しんでいた際、自分たちが乗る小さなボートの周りを、ザトウクジラ5頭が群れになって泳いでいるのに気づいた。

 

 そこで、GoProを搭載したドローンをボート上空に飛ばし、撮影を始めたところ、クジラの「バブル・ネット・フィーディング」の瞬間をとらえるのに成功。数頭がチームを組んで、魚の群れの周りで円を描くようにまわりながら、吐き出した泡を円筒状の網のようにして餌を追い込んでいく独特の漁の方法で、その瞬間の撮影は極めて珍しいという。

 

 

 

 公開されたYouTube動画には、綺麗な泡の円が浮かび上がったかと思うと、口を大きく開けたクジラたちが円の中から海面に現れ、ニシンを飲み込んでいくようすがとらえられている。

 

 生物学者によると、この漁は複数のクジラがうまくタイミングを合わせられるように、リーダー役が合図を出すという。その姿は、まるでクジラのシンクロナイズド・スイミングそのもので、餌を取るためだと知らなければ、ダンスのように呼吸がぴったり合っている。

輪

クジラの群れが水中で吐き出した泡。綺麗な円を描いていて、餌の魚は泡の輪から逃れられない(GoPro)

クジラ

「バブル・ネット・フィーディング」はアラスカ南東部からカナダのブリティッシュ・コロンビア州にかけて生息するザトウクジラの間で見られる独特の漁のスタイル(Wild Explorer)

 あなたにオススメの記事

メニュー