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地球接近中の小惑星「2012 TC4」 東大・木曽観測所がとらえた!二日連続

動画データを32秒毎に切り出して重ねた画像 2012 TC4の光跡を直線に並ぶ点源の集まりとして確認できる(11日に撮影:東京大学木曽観測所)

 きょう午後、地球に最接近する小惑星「2012 TC4」について、長野県の東京大学木曽観測所が撮影に二日連続で成功した。二日間で地球までの距離は約98万キロから42万キロまで近づいたという。

 

 木曽観測所によると、撮影を行なったのは10日午後9時56分と、11日午後8時40分の2回。

 

 口径105センチの望遠鏡に日本が開発を進める広視野高速カメラ「トモエゴゼン」を搭載して、小惑星が通過するみずがめ座のある南の空を連続撮影した。

 

 10日の撮影では、地球の中心から小惑星までの推定距離は約98万キロだったが、翌日には約42万キロまで縮まり、高速で駆け抜ける天体の動きがハッキリととらえられている。

 

 「2012 TC4」は、2012年にハワイの望遠鏡が発見した小惑星で、大きさは10〜30メートルほどと推定されている。このサイズは、2013年2月にロシアのチェリャビンスク上空に落下した隕石と同程度だとみなされており、地球に墜落する危険性はないものの、最接近時の距離は4万2000キロと考えられている。

 

 直径10メートルを超える小惑星の場合、大気圏に突入した際に燃え尽きずに地球に到達するため、チェリャビンスク隕石のような災害をもたらすリスクが多く、世界各地で監視を行うことが課題となっている。

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