防災と災害情報のニュースメディア
  • 気象

カテゴリー3の超大型サイクロン「オッキ」インドに接近 衛星がとらえた!

ベンガル語で「瞳」を意味する超大型サイクロン「オッキ」がインド沿岸に接近(NASA Earth Obseravatory/NOAA)

 インド南西部の沿岸地域では、5日から6日にかけて、ハリケーン並みの超大型熱帯低気圧が接近している。アラビア海でこれほど大きなサイクロンが発生するのは2年ぶりとあって、各国の気象機関が動向を注目している。

 

 ベンガル語で「瞳」を意味する大型サイクロン「オッキ」は5日、インド西岸の都市ムンバイ沿岸に接近。米国の地球観測衛星によると、最大風速58メートル/秒を上回るカテゴリー3クラスのハリケーンに匹敵するもので、ムンバイから沿岸のグジャラート州にかけては、暴風雨に備えて、小中学校から大学までの教育機関が軒並み休校となった。

 

 衛星スオミNPPがとらえた観測画像を見ると、サイクロンの接近によって、パキスタンやイランなど近隣諸国の砂漠地帯から砂塵や砂が舞い上がって、アラビア海上空に広がっているようすが確認できる。

 

 米航空宇宙局(NASA)は、「インド上空の大気汚染物質やスモッグも拡散されるおそれがある」と指摘し、大気の監視を続けている。

 

 サイクロン接近に伴って、インド沿岸部では毎時60ミリ以上の豪雨が降っており、住宅の倒壊や高波に巻き込まれて、インドやスリランカなどで複数の死者と行方不明者が出るなど被害が広がっている。

 

 インドとアラビア半島の間にあるアラビア海で大型のサイクロンが発生するのは、2015年10月の「チャパラ」と11月の「メグ」以来2年ぶり。米海軍の合同台風警報センター(JTWC)によると、「オッキ」はこのまま北東方向に進むに連れて、次第に勢力を弱めると予想されている。

オッキ

サイクロンの接近に伴って、近隣の砂漠地帯から砂塵が舞い上がり、アラビア海に拡散しているようすがわかる(NASA/NOAA)

オッキ

米海軍の合同台風警報センターが予測したオッキの進路(JTWC)

 あなたにオススメの記事

メニュー