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青緑・オレンジ・茶色…火口湖の色が七変化 太平洋アオーバ島 (動画)

火山湖の色が劇的に変化するバヌアツのアオーバ島(2018 Planet Labs Inc.)

 2017年9月以降、活発な火山活動が続く南太平洋のアオーバ島では最近、島の中央に位置する3つの火山湖の色がさまざまに変わる現象が起きている。過去の火山活動でも同じような変化が観測されており、今回は12年ぶりだとして世界中の火山学者が注目を寄せている。

 

 アオーバ島はオーストラリア大陸の北東に位置する火山島で、火口湖にあるマナロ・ヴォイ火山は昨年9月以降、爆発的噴火が相次ぎ、約1万1500人の島民が近隣の島々への避難を余儀なくされた。

 

 1月の終わりごろからは、噴火の影響が火口から2キロ以外へ及ぶ危険性が無くなったとして、警戒レベルが2に引き下げられ、島民の一部が帰還したが、現在も火口湖からは噴煙が立ち上り続けており、ときおり小規模噴火が発生している。

 

 

 火山を抱える火口湖は、上空から見るとU字型をした湖を囲むように、大きな三日月湖と、反対側に小さな湖の3つが存在する。これらの湖は、表面の色がエメラルドグリーンからオレンジ、茶色とさまざまに変化しており、しかも、すべてが同じ色になるとは限らない。火山活動や湖底の噴気活動と関係していると考えられているが、そのメカニズムははっきりしていない。

 

 アオーバ島が前回噴火したのは、2005年11月〜2006年にかけてだが、そのときも湖の七変化が報告されている。

 

 火口湖は日本では「湯だまり」と呼ばれていて、通常は青緑色をしている。なかでも熊本県の阿蘇山中岳には東京ドームの1.5倍の面積がある巨大な湯だまりを持つことで多くの観光客を魅了しているが、火山活動が活発化するにつれて湯の色が黒っぽく変わり、温度も60℃、70℃と上昇して火口内で爆発が起こることで知られている。

 

■国内の火山の現状は、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

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上空から観察した火山湖。手前のU字湖は赤茶色、奥は青緑色だ(撮影:Dickinson Tevi)

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手前の小さな湖は、U字湖の一部で濃い黄色をしている(撮影:Dickinson Tevi)

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