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ソラシドエア 体調不良で機長倒れる そのまま乗務 国交省が厳重注意

九州各地と東京を結ぶ宮崎県のソラシドエア(同社Facebookより)

 

 宮崎県が本社の航空会社「ソラシドエア」の機長が先月、東京・羽田空港で機材を待っていた最中に気分が悪くなって倒れ込み、回復後に長崎行きとその折り返し便に乗務するトラブルがあった。報告を受けた国土交通省は14日、「運航の安全性に影響を及ぼすおそれがある」として航空法にもとづいて同社に厳重注意を行い、再発防止策を検討するよう指示した。

 

 国交省によると、このトラブルは先月24日、羽田発―長崎行きの便に乗務する機長が、ボーディングブリッジで待機中に気分が悪くなり、倒れ込んだ。その後、すぐに回復したため、一過性のものだと自己判断し、長崎行きの39便と、折り返しの42便に乗務していたことが、3日後に同社からの報告で明らかになった。

 

 同じ便に乗務していた副操縦士は、機長のようすから、乗務に支障がないと判断。さらに39便の到着後に機長からの報告を受けたソラシドエアの運航乗員部でも、健康管理部門への連絡や相談などの必要な措置を取らず、折り返し便の乗務を継続させたという。

 

 国交省は、不十分な健康管理によって、航空機の運航の安全性に影響を及ぼしかねないと判断し、航空法にもとづいて同社に厳重注意を行い、必要な再発防止策を検討し、報告するよう指示した。

 

 ソラシドエアは「安全は経営の基盤であり、航空輸送の原点であることを改めて肝に銘じ、今後、速やかに対応を実施し、信頼回復に向けて全社を挙げて取り組んでまいります」とコメントを発表した。

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