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「輸入はしか」沖縄県で患者56人 家庭や職場でも相次ぎ感染 県外拡大のおそれ

はしかの電子顕微鏡写真(CDC)

 先月以来、はしか(麻疹)が流行している沖縄県では、16日時点で患者数が56人に増えた。台湾からの旅行者がウイルスを持ち込んだ「輸入はしか」が、観光地を中心に県外に拡大するおそれがあるとして、国立感染症研究所が注意を呼びかけている。

 

 この問題は台湾から旅行に訪れた30代の男性が、医療機関を受診したところ、3月20日に感染が判明したもので、訪日後3日間に観光した那覇市の国際通りなどで接触した商業施設や飲食店の従業員や客に感染が拡大。

 

 今月7日以降は、旅行者からうつった患者の子供や職場の同僚にも感染が広がる「三次感染」のケースも出始めており、患者数は16日時点で計56人に増えた。

 

 また、愛知県衛生研究所によると、今月2日まで沖縄県を旅行した名古屋市内に住む13歳の男子中学生がはしかに感染していたことも明らかになった。男子中学生は今月4日から7日にかけて、埼玉県内にも滞在しており、その後、新幹線で名古屋に戻ったとされることから、今後、広い範囲で感染が拡大するおそれもあると指摘されている。

 

 はしかウイルスの感染力は非常に強く、初期は発熱や鼻水など風邪に似た症状が続いたあと、口の中に白い斑点が現れる。いったん、体温が低下したあと、再び高熱が出ると同時に、全身に発疹が出現。患者が初期段階で風邪だと思って出歩いていると、感染が広がるリスクがある。

 

  国立感染症研究所は、3月17日以降に沖縄県を旅行した人のうち、これまでに、はしかにかかったことがなく、ワクチンの接種についても、覚えていなかったり、未接種や1回だけのひとは、感染している可能性があるとして、発熱などの症状があった場合は、あらかじめ医療機関に電話して相談してから受診するよう呼びかけている。

  

■国内での流行状況は、ハザードラボ「感染症マップ」をご覧ください。

沖縄

沖縄県がとりまとめた県内患者が発熱した日を示した流行曲線

okinawa

沖縄県内の患者の年齢分布とワクチン接種歴を表したグラフ(沖縄県)

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