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パイロット不要の大型無人機「Ikhana」初飛行に成功!NASA

大型の無人航空機Ikhanaが初めての試験飛行に成功(NASA / Carla Thomas)

 米航空宇宙局(NASA)は今月12日、カリフォルニア州の飛行場で、パイロットの操縦なしに遠隔操作で飛ばす大型無人機の初飛行を行った。小型ドローンとは異なり、商業機並みに大きな無人機の場合、安全確認のために有人追跡機が必要とされていたが、今回の試験飛行では単独での飛行に成功したという。

 

 この無人機は、カリフォルニア州に拠点をおく航空機メーカー「Ikhana(イカナ)」と共同で開発を進めているもので、翼の長さ約20メートル、機体の重量は約3630キロ。山火事や森林火災の監視や山岳救助など、さまざまな用途を想定している。

 

 無人航空機の場合、課題となるのは、ほかの航空機との衝突を避けるための安全距離を維持すること。これまで連邦航空局(FAA)の規則では、無人機の場合、安全を確認するためのパイロットが乗った有人機が「護衛」する必要があったが、2018年から規制が緩和され、地上の管制塔からの遠隔操作で飛行できるようになった。

 

 今月12日にエドワーズ空軍基地内にあるNASAのアームストロング飛行研究センターで行われた初めての試験飛行では、上空6000メートルを飛行。

 

 管制塔はロサンゼルスから、同じカリフォルニア州のオークランドへ移って遠隔操作を続け、離陸地点から50キロほど南東に位置するサザン・カリフォルニア・ロジスティックス空港まで飛行し、再びUターンしたという。

 

 NASAの総合航空開発チームのエド・ワゴナー(Ed Wagoner)ディレクターは「今回の試験飛行は、無人航空機市場における大きな節目(マイルストーン)だ」と述べて、成功を喜んだ。

飛行機

護衛機なしに無人飛行へ(NASA / Ken Ulbrich)

管制室

地上の管制室で遠隔操作するスタッフ(NASA / Ken Ulbrich)

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