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防災歳時記8月31日「イングランドのバラ」が散った日

36歳の若さで散った「イングランドのバラ」故ダイアナ妃

 今から16年前、1997年の今日8月31日。イングランドのバラ(England's Rose)がパリのトンネルで散った。

 

 ダイアナ妃(Diana,Princess of Wales)。36歳の若さだった。

 

 中世からの貴族の家系スペンサー家に生まれたダイアナは20歳の若さでチャールズ王太子と結婚。

 

 その美貌から「イングランドのバラ」と称されたダイアナ妃とチャールズ王太子の結婚は、誰が見ても「神に祝福された結婚」と感じられた。

 

 しかし、現実はまったく違った。

 

 チャールズ王太子は実は結婚前からカミラという女性と交際していた。

 

 そして結婚後も彼はその交際を続け、それが原因でダイアナ妃は「過食症」や「自傷行為」に陥ったと自叙伝で明かしている。

 

 夫の不倫が公になると、ダイアナ妃もまた他の男性とおおっぴらに交際するようになる。

 

 二人の間にはウィリアム王子とヘンリー王子という2人の息子がいたが、1996年、ダイアナ妃35歳の時に夫妻はついに離婚。

 そして1年後、ダイアナ妃は当時の恋人エジプト系の大富豪ドディ・アルファイドとともに、パパラッチに追跡されたあげく、乗っていたリッツ・ホテルのハイヤー メルセデスベンツS280がパリのトンネルに激突し、命を落とした。

 

 その当時から、ダイアナ妃は「イギリス情報局秘密情報部(MI6)」により殺された、との「陰謀説」がささやかれていた。

 

 その疑惑はずっと国民の間にくすぶり続け、死から10年も経った2007年になって、改めて死因究明の審問が再開され、英国警察は改めて「陰謀説」を明確に否定する。

 

 それでもまた6年後の今月になって、今度は「ダイアナ妃の死には英軍の特殊部隊が関与した」との報道がなされている。

 

 立憲君主国家イギリスが名実ともに「君臨すれども統治せず」になってから約200年、天皇が「国民統合の象徴」になってから66年。

 

 それでも王子や王女が生まれる時も、結婚する時も、スキャンダルめいた話も、英国でも日本でも世間は大騒ぎする。

 

 「皇室の存在意義はない」という人もいるが、両国民ともこれだけ関心があるのだとすれば、英王室、皇室ともに、「国民にとって何らかの意味がある」こと自体は否定し得ないとも思えてくる。

 

 ちなみに10月には、ナオミ・ワッツ演じる伝記映画「ダイアナ」が公開される。

故ダイアナ妃の名前が冠されたバラ「プリンセス オブ ウェールズ」(撮影: Hamachidori)

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