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防災歳時記9月6日大統領暗殺とシークレット・サービス

マッキンリー大統領暗殺事件(ダート・ウォーカー作)

 暗殺された米国の大統領は?と聞かれると、誰でも答えるのは「J.F.K」。

 

 しかし、実際は歴代大統領でJ.F.Kも含め、4人が暗殺の犠牲になっている。

 

 1人目は、エイブラハム・リンカーン、2人目はジェイムズ・ガーフィールド、4人目がJ.F.K。

 

 そして、3人目の大統領暗殺事件が起きたのが、今から112年前、1901年の今日9月6日。

 

 暗殺の標的となったのは、第25代ウィリアム・マッキンリー大統領だった。

 

 ハワイを併合し、スペインとの米西戦争を勝利に導いたマッキンリー大統領暗殺事件の舞台は、パン・アメリカン博覧会の会場。

 

 シューマンのトロイメライが優しく奏でられる中、無政府主義者のレオン・チョルゴッシュは、大統領と握手を交わそうとする人の列に並んだ。

 チョルゴッシュは拳銃を持った手に、包帯のようにハンカチを巻き付けていた。

 

 そしてマッキンリー大統領が包帯を巻いた手に握手しようとしたその直前に、引き金が2回弾かれ、1発の弾丸が大統領の腹部から胃を貫通し、腎臓と膵臓を傷つけていた。

 

 大統領はその後、一時容体が回復するものの、8日後の14日未明に息を引き取った。

 

 マッキンリー大統領は意識を失う前に医師団に対し、「諸君はもう無用だ。教誨師を呼んだ方が良いと思う」と言い、賛美歌「主よ御許に近づかん」を小さな声で歌ったという。

 

 この博覧会に出席する前に、大統領補佐官のジョージ・コルテーユは公開の席に出るのは危険だと進言したが、大統領は、「誰も私に危害を加えようとは思わないよ」と取り合わなかった。

 

 この事件がきっかけで、それまでは主に偽札の摘発を行なう機関だった「秘密検察局」は、24時間体制で大統領を警護する「シークレット・サービス」に生まれ変わった。

マッキンリー大統領暗殺事件をきっかけに、偽札を摘発する「秘密検察局」は、24時間大統領を警護する「シークレット・サービス」に生まれ変わった

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